半減期って何?
ビットコインの価格に影響があるの?!
ビットコインへの投資を検討している方や、投資中の方も「半減期」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
「半減期」と言葉だけ聞くとなんだか不安になりますよね。
半減期は、仮想通貨の取引を行う上で、価格に影響を与える可能性のあるものなので、正しく理解しておくと役立ちます。
今回の記事ではその「半減期」について、詳しく解説していこうと思います。
どんなもの?
半減期とは「マイニング報酬」(採掘報酬ともいう)が半減する時期のことです。
マイニングとは?
そもそもマイニングとは取引データが格納されているブロックに取引が正しく記録されているかを検証する作業です。
この作業に対する報酬は新しいビットコインで支払われます。
大量の石の中から僅かな金などを採掘するのに似ていることから「マイニング」と呼ばれています。
どんな作業なの?
ビットコインは世界中からたくさんの取引がなされており、取引金額もなものになっています。
これら全ての取引はブロックチェーン技術で管理され、世界中の人が安心して取引ができるようになっています。
つまり、円やドル等の法定通貨には銀行などの第三者が介して管理を行っていますが、ビットコインは「ブロックチェーン技術で管理されている」という点が一般の法定通貨と大きく違います。
ブロックチェーンでは、ビットコインの個々の取引データを一つのブロックにいれてまとめます。
そして、ブロックには「いつ」「誰に」「ビットコインの取引量」といった情報が書き込まれていき、それを第三者がチェックして承認しています。
つまり、この取引データが格納されているブロックに取引情報が正しく記録されているかを検証する作業がマイニングなのです。
つまり半減期とは?
ビットコインの半減期とは、新しいビットコインが流通する速度を半分に減らすためのイベントです。
ビットコインが登場した当初のマイニング報酬は50ビットコインでした。
1回目の半減期で25ビットコイン、2回目の半減期で12.5ビットコイン、さらに3回目の半減期で6.25ビットコインになりました。
ちなみに、半減期は1回目→2012年、2回目→2016年、3回目→2020年におこっています。
半減期がくるタイミングというのは決まっていて21万ブロックが生成されたときです。
1ブロック生成されるのに10分かかりますので、10分×21万ブロック=210万回分=3万5千時間=1458日=3.995年、つまり約4年ごとに半減期がくる計算になります。
よって、次回のビットコインの半減期は2024年であると予測ができますが時期がずれる可能性もあるため断言できません。
ただ、半減期前の数か月間はビットコインの値動きに注視しておいた方がよいでしょう。
ポイント
半減期は取引記録を行っている「マイニングの報酬」が半分になるだけで、実際に所持している仮想通貨の価格が半減するわけではありません。 |
半減期の前後は値動きがある程度決まっているため、予想がしやすく売買するのに最適である。 |
半減期はインフレを防ぎ通貨の価値を下落させない動きをする。 |
まとめ
いかがでしたか?
今回は半減期についてまとめ、解説しました。
・次回の半減期は2024年中におこる可能性が高い。
・半減期の前後はビットコインの価格が上下しやすい。
上記のことを頭に入れ置き、ビットコインの動向をチェックするようにしましょう。